「大いなる信州麻展」

麻は成長が早く、そして一切無駄が出ない植物で日本人はこれを上手に利用してきました。
着物を召される方なら、一度麻のものを着ると他の繊維には手を出したくないほどひんやりと風を通し汗染みも出来ず、いつもさらっと着ていられるので、麻フアンは多いと思います。
江春も夏は麻の着物と決めています。
最近では自然素材として麻が注目されていますが、繊維以外のもので麻というと、神社で見かける大麻というもので、お守りやお札などに用いられてきました。
麻は太古の昔から魔を払うものとして使われ、今に受け継がれてきたのです。
元々麻の繊維を利用した麻紙や麻墨もあったのかもしれません。
今回岐阜産業用麻協会の依頼で麻紙と麻墨を提供していただいての作品です。
麻紙は驚くほどにじみがきれいに出ます。
麻墨は美しい青を出し、濃く磨るとしっかりと麻紙に映える黒色をしめします。

江春の書も麻の紙、麻の墨で制作され出展します。
今回の作品は、岐阜の出身で、芭蕉十哲のひとりと言われている広瀬惟然の短歌に麻を詠んだものがありました。これほどこの機にふさわしいものはない気がして夢中で仕上げました。
暑い夏を信州方面でお過ごしがてら博物館で是非ご覧になってください。
以下ヘンプ55ホームページより抜粋させていただきました。

「大いなる信州麻展」 
知られざる特用作物「信州麻」の栄枯盛衰!
100年ぶりに復元!柔道創設者の嘉納治五郎 
師範が開発した柔道畳、日本初公開!
鬼無里、美麻、開田、戸隠の麻から全国各地の麻!

期間:8月16日(日)~10月25日(日)  <入場無料>
場所:長野市立博物館 特別展示室  9:00~16:30

主催:信州麻プロジェクト協議会、柔道畳復元プロジェクト2012
協賛:長野市教育委員会
協力:鬼無里地区「鬼無里イヤー」実行委員会、鬼無里観光振興会、美麻商工会、美し村開拓協議会、開田麻織研究会、NPO法人ヘンプ製品普及協会、麻績みの会、岐阜県産業用麻協会
助成:長野県地域発元気づくり支援金事業

●企画展について  ―祖先と今と未来をつなげていく挑戦―
信州麻の文化歴史と地域活性化をテーマに、鬼無里、美麻、開田を中心に、全国各地の「麻」に関係する伝統工芸品から現代的な作品までを一堂に集まる71日間の全国初の企画展です。
化学繊維が発達する一昔前まで、当たり前の生活素材であった「麻」、特産品でもあった「麻」、新しい挑戦がはじまった「麻」、様々な見方がありますが、同じ素材でも違う表情を見せる魅力をぜひ多くの人に体感してもらいたいです。

ヘンプ55ホームページ
http://www.hemp-revo.net/index.html

美濃麻紙 幸草紙工房
http://www.gifu-hemp.net/minomashi.html

岐阜産業用麻協会の麻墨
http://www.gifu-hemp.net/masumi.html

長野市立博物館 
http://www.city.nagano.nagano.jp/museum/

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